教育施設総合カタログ vol.44
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123薄い天板車イスを利用する方は、下半身に力が入らないため、上半身の一部を実習台に固定させて作業を行います。このため、実習台は車イスが奥まで入れられるスペースが設けてあることが、まず重要です。昇降式実習台の中には天板部の厚みが大きいものもあります。この場合、車イスが入る高さに合わせると作業面が高くなりすぎ、肘が上がってしまうことで作業がしづらくなってしまいます。ヤガミでは天板の薄さが使い勝手を決める重要な要素と考え、エレベータシリーズでは快適な作業ができるよう天板を薄くしています。作業面が高いと肘が上がって作業がしづらい天板が厚いと作業面が低くできない重い物は引きずる動作で移動させることが多い段差隙間作業面が低いと自然な姿勢で作業ができる天板が薄いと作業面が低くできる体の保持のため片手がふさがることが多い包丁で切る動作肘が上がると力が入らないため、包丁で切る作業が困難になります。鍋の中を見る動作作業面が高いと、深めの鍋などは中の様子が見づらくなります。フライパンをあおる動作作業面が高いと、動作がしづらくなります。天板の厚い昇降式実習台case1case2case3ヤガミ エレベータシリーズ天板の薄さ、作業面の低さが使いやすさの決め手です加熱器具はビルトインのIHヒーターがおすすめ車イスを利用する方は、下半身に力が入らないため、鍋などのある程度重いものを移動させる際は、片手で実習台を掴むなどして体を固定します。そのため重い物は両手で持ち上げるのではなく、片手で引きずるように移動させることが多くなります。ビルトインタイプのIHヒーターは段差や隙間が少なく、この動作を安全に行えますので、おすすめです。

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