保健福祉カタログNo.212
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プラスチックウレタン不織布伸縮性綿布ウレタンシートアクリル系粘着剤シリコーン系粘着剤ゴム製粘着剤1 絆創膏の「種類」絆創膏には、テープとパッド部が一体となった救急絆創膏やサージカルテープのようなテープ絆創膏があります。救急絆創膏は、シート中央部に不織布製のパッドが取り付けられたもので、創傷面の保護に用いられます。最近ではモイストヒーリングと呼ばれる湿潤療法に合わせた商品も多くあります。基材と呼ばれる肌に粘着するテープ部は素材や粘着剤が様々あり、使用用途によって最適な救急絆創膏を選ぶことができます。不織布製のパッドがないテープ絆創膏にも、ガーゼの固定など用途に応じた様々な素材の絆創膏を選ぶことができます。2 絆創膏の「構造」3 救急絆創膏に使用される「基材」4 救急絆創膏に使われる「粘着剤」基材基材の最近の流れとしては、通気性がよいものや伸縮性に富んだものが多く出されています。通気性を確保するため、穴があいたタイプが多く見られます。比較的安価な商品が多く、大量に使用する場合や大量保管に適しています。伸縮性が高く肌にピッタリとフィットするとともに、抜群の通気性を兼ね備えた基材です。指まわりなど屈曲する部分への使用に適しています。透湿性がよく、肌が白くふやけたりすることがほとんどありません。非常に丈夫な基材です。伸縮性があるため関節部に使用しても剥がれにくく、耐水性が高いのも特長です。抜群の防水性を確保した基材です。空気や湿気は通すので、傷口が蒸れにくく、患部への水の浸入を防いでくれます。プールなどでのケガの手当てに適しています。現在主流となっている粘着剤です。透明性・耐候性・耐熱性に優れており、低アレルギー性であることも特長です。耐熱性・耐寒性・耐候性・耐薬品性に優れた粘着剤で、低アレルギー性も実現しています。天然ゴムや合成ゴムを主成分とするゴム系粘着剤は、初期粘着力に優れており、価格が安いのが特長です。反面、透湿性がなく保持力は劣ります。パッド薬剤を含んだものと、含まないものに分けられます。粘着剤しっかり貼れて、簡単に剥がせるものが開発されています。関連商品 プラスチックタイプ P98・99関連商品 ウレタン不織布タイプ P100~102関連商品 伸縮性綿布タイプ P103関連商品 ウレタンシートタイプ P104保健室Memo96絆創膏のいろいろ

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