理科機器総合カタログNo60
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143計量・計測エネルギー環境物理地学生物安全・収納ICT・映像消耗品素材化学顕微鏡光学機器実体顕微鏡生物顕微鏡教師用顕微鏡デジタル顕微鏡顕微鏡関連品望遠鏡双眼鏡デジタルカメラ税込価格欄には消費税8%を含めた価格を表示しています。理科機器総合カタログNo.60使える!マメ知識使える!マメ知識使える!マメ知識鏡筒の種類 ~屈折式と反射式~手入れや扱い易さから初心者の方には屈折式をオススメします。●メリット●デメリット●メリット●デメリット・手入れがしやすく、取り扱いやすい。・目標物に対してまっすぐ観測できる。・反射鏡に比べ、早く観察できます。・太陽投影板が使用できます。・レンズを数枚使うため、反射式に比べ重くなる。・口径(レンズの直径)が大きくなると高額になる。・大口径のものでも手ごろな価格で購入できる。・中心部の像がシャープで、色収差 (像のまわりに色がついてしまうこと)がない。・すぐに使用できない。(使用前に鏡筒の内部と外気の 温度差を慣らす必要がある。)・目標物に対して、横から観測するので慣れるのに時間 がかかります。・太陽投影板の使用ができません。画像提供 株式会社ビクセン機能名機能を備えていない機能を備えている(オレンジ)(グレー)機能の有無●天体望遠鏡アイコンの見方 架 台カタディオブトリック式マクストフカセグレン鏡 筒反射式屈折式経緯台赤道儀自動操作自動導入自動追尾機能名屈 折 式反射式天体望遠鏡の倍率による見え方 対物レンズ有効径(口径)と倍率の関係です適正倍率までで見ることがポイントです。むやみに高倍率で見ても星がぼやけてしまい、はっきりとわかりません。有効径が大きくなると集光力、解像力がアップし、明るくシャープな像で星をとらえることができます。■月最も見やすい天体ですので、最初に観測するのに最適です。50倍で月全体が視野いっぱいに見えます。口径 倍率低倍率(30倍~70倍)中倍率(70倍~140倍) 高倍率(140倍以上)80mm月面全体がはっきり見られるクレーターの状態や山ひだがはっきり見える月面の1/2が視野いっぱいになる100mm同上小クレーターの観察が可能多くの裂け目や山々の詳細がわかる150mm~同上小クレーターの詳細が観察可能小さな起伏及び裂け目の詳細がわかる■土星100倍程度で環がよくわかります。詳しく見たい場合は200倍~250倍にしてみましょう。口径 倍率低倍率(30倍~70倍)中倍率(70倍~140倍) 高倍率(140倍以上)80mm全体の姿が見える本体の縞模様・環の濃淡・カッシーニ溝がわかるスケッチの時は、150倍以上が見やすくなる100mm同上同上 衛星が2個見える本体の縞模様が見え、環が3つにわかれて見える150mm~同上同上 衛星が5個見える本体の縞模様が見え、最外環がはっきりする■木星80倍程度から数本の縞模様が見えます。本体が明るいため、300倍程度の高倍率での観測もできます。口径 倍率低倍率(30倍~70倍)中倍率(70倍~140倍) 高倍率(140倍以上)80mm4つの衛星の位置観測に適す縞のおおよその構造がわかるスケッチをする時は、150倍以上が見やすい100mm同上縞の構造の細部がわかるスケッチをする時は、200倍以上が見やすい150mm~明るすぎるため不適4つの衛星の位置観測に適す縞の微細構造、変化が観測できる■金星・水星入門機クラスの天体望遠鏡で観測できます。水星は日の出前、日の入り後のわずかな時間しか観測することができない天体です。口径 倍率低倍率(30倍~70倍)中倍率(70倍~140倍) 高倍率(140倍以上)80mm全体の姿が見える満ち欠けや大きさの変化がわかる/金星最大離角の頃、半月のように見える/水星高度が高い時には見やすくなる100mm同上シーイング※の悪い時に使用先端の光輝や白斑・濃淡が見える/金星形の変化を追いやすくなる/水星150mm~同上同上同上/金星表面の淡い模様が見える時がある/水星■火星見える時期・年により見え方が大きく変わりますが、2年2ヶ月ごとの観測好期時には表面の模様や極冠を見ることができます。口径 倍率低倍率(30倍~70倍)中倍率(70倍~140倍) 高倍率(140倍以上)80mm全体の姿が見える極冠や、うす暗い模様がいくつか見えるスケッチをする時は、150倍以上が見やすい100mm同上シーイング※の悪い時のみ使用する接近の時は、種々の模様が見える150mm~同上同上200倍以上で、種々の模様が確認できる※シーイングとは、気流の状態による天体の像の見え方のことです。シーイングが悪い(高いところの大気が乱れている)と像がゆらゆら揺れて、十分な観測ができません。

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