理科機器総合カタログ No.61
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る!マメ知識え使通常の対物レンズ通常の対物レンズ使える!マメ知識プラン対物レンズ有効平坦域有効平坦域セミプラン対物レンズ通常の対物レンズ通常の対物レンズ有効平坦域有効平坦域有効平坦域有効平坦域有効平坦域使える!マメ知識色収差の原理図周辺まで周辺までクッキリクッキリ周辺が周辺がボケる…ボケる… 収差のひとつ「像面湾曲」が補正されたレンズのことを、プランレンズといいます。像面湾曲とは平面に対して焦点を合わせたとき、像面が湾曲した面に結像することをいいます。これにより、画面中心にピントを合わせると周辺部がぼけ、逆に周辺にピントを合わせると中心がぼけてしまいます。 通常の対物レンズが実視野全体のうち中央部にしか焦点が合う(平坦性がある)領域がないのに対し、プラン対物レンズは実視野周辺部におよぶ広い範囲に平坦性が確保されています。セミプラン対物レンズはこれらの中間的な性能です。プラン対物レンズプラン対物レンズ 波長(色)によって屈折率が異なるという光の性質によって生じる焦点面のズレを色収差といいます。アクロマート対物レンズは赤と青の2色について色収差を補正したもっとも一般的な対物レンズです。色収差の他にコマ収差や非点収差も補正されています。赤・青に加え黄なども補正したものはアポクロマート対物レンズと呼び、色収差は非常に少なくなりますが、高価です。アクロマート対物レンズとは?プラン対物レンズ121対物レンズの重要な性能「収差の補正」プラン対物レンズとは?プラン対物レンズとは?レンズが像を結ぶとき、さまざまな原因から生じる像の色付きやボケ、ゆがみなどを「収差」といいます。この収差がレンズ設計上、どの程度補正されているかどうかは、微細な対象をレンズをつ レンズに存在する「像面湾曲」という観察上の不具合を補正したもの レンズに存在する「像面湾曲」という観察上の不具合を補正したものかって観察する顕微鏡において性能を左右する大きなポイントとなります。を、プランレンズといいます。像面湾曲とは平面に対して焦点を合わせたを、プランレンズといいます。像面湾曲とは平面に対して焦点を合わせたとき、像面が湾曲した面に結像することをいいます。これにより、画面中とき、像面が湾曲した面に結像することをいいます。これにより、画面中プラン対物レンズとは?心にピントを合わせると周辺部がぼけ、逆に周辺にピントを合わせると心にピントを合わせると周辺部がぼけ、逆に周辺にピントを合わせると中心がぼけてしまいます。中心がぼけてしまいます。 通常の対物レンズは、同時に焦点が合う領域(有効平坦域)が中央部に 通常の対物レンズは、同時に焦点が合う領域(有効平坦域)が中央部にしかありません。プラン対物レンズは実視野周辺部におよぶ広い範囲にしかありません。プラン対物レンズは実視野周辺部におよぶ広い範囲に平坦性が確保されています。セミプラン対物レンズはこれらの中間的な平坦性が確保されています。セミプラン対物レンズはこれらの中間的な性能です。性能です。※下の画像は対物マイクロメーターを40xの対物レンズを用いて比較撮影したテスト画像です。※下の画像は対物マイクロメーターを40xの対物レンズを用いて比較撮影したテスト画像です。

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