工業用電気ヒーター総合カタログ 2014
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配管・タンク用ヒーター容器用ヒーター金属加熱用ヒーター液体加熱用気体加熱用ヒーターヒーター関連材料温度制御機器温度センサー断熱材技術資料172■異常過熱・漏電・断線等の事故となる原因 ヒーターの重ね巻・接触 ヒーターの重ね巻・接触折り返し(二重施工)ヒーターは保温材の中を通さないこと。ヒーターが高温となり故障(絶縁不良、断線など)の原因となる場合があります。フランジや凸凹部にヒーターを添わせる場合は、ヒーターの浮きが出ないようアルミテープなどで密着固定させて下さい。浮いてると保温材にはさまれ熱がこもってヒーターが高温となり故障の原因となります。フランジや凸凹部に保温板金を施工する場合は、板金でヒーターを傷つけたり切断しないよう注意して下さい。重ね巻きバラツキ・接触巻き込み保温材の中を通す場合は、図のように保温材を大きくくりぬいて下さい密着巻きヒーターを巻いておく発熱しない電源リードを通すこと。(リード線の耐熱温度が配管の最高温度以下の場合)ヒーターを強く引っ張らないで下さい。断線の原因になります。ヒーターをねじらないで下さい。ヒーターの損傷や断線の原因になります。ヒーターに傷を付けたり改造しないで下さい。・接地工事(D種接地工事)を必ず行なって下さい。・電気を供給する電路には、専用の開閉器を各極に設置して下さい。 尚、電路に地路が生じた時には自動的に電路を遮断する漏電遮断器(30mA)を、各ヒーター回路に設置して下さい。保温板金ヒーターアルミテープ特にリード部根元を引っ張らない。172技術資料施工時の注意点

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