工業用電気ヒーター総合カタログ 2015
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温度センサー断熱材配管・タンク用ヒーター容器用ヒーター金属加熱用ヒーター液体加熱用気体加熱用ヒーターヒーター関連材料温度制御機器技術資料170K熱電対の欠点を補う目的で開発された熱電対で、シリコン及びクロームを増加させ、高温での耐酸化性が改善されています。また、ショートレンジ・オーダーリングの影響も減少されています。現在最も多く使用されている熱電対で、酸化性または不活性雰囲気に適します。還元性のガスに極めて弱く、中でも硫黄ガスに対しては熱起電力の低下とともに機械的に脆くなり短時間で使用できなくなります。また、水素や炭素雰囲気にも適しません。700℃までの酸化性または不活性雰囲気に適していて、熱電対の中では熱起電力が大きいので感度が高いのが特徴です。還元性雰囲気には適しません。還元性雰囲気に比較的強く、水素や炭素に対しても安定しています。酸化性雰囲気では+脚の鉄が錆易く適しません。K熱電対に次いで中温用として多く使用されています。比較的低温の測定に使用されており、常温付近では熱起電力が安定しています。熱起電力が直線なので精度も良く、弱い酸化性や還元性雰囲気にも適しています。精度が良くばらつきや劣化が比較的少なく、耐酸化性、耐薬品性があります。還元性雰囲気や金属蒸気を含む雰囲気には適しません。■特長・測温抵抗体に比べると安価 ・測定範囲が広く高温域まで測定可能(K熱電対では1000℃程度)・極細保護管の製作が可能・測温抵抗体に比べると精度が劣る・リード線を延長する場合、専用の補償導線が必要 在庫品短納期品特注製作品………………………………P.171をご参照ください。…………………………P.172〜をご参照ください。………………………P.174〜をご参照ください。■特長・熱電対に比べると温度精度がよい・リード線を延長する場合、専用の補償導線が不要・形状が大きく、応答性が遅い・機械的衝撃、振動に弱い・熱電対に比べると高価・最高使用温度は500℃程度と低い在庫品短納期品特注製作品………………………………P.171をご参照ください。…………………………P.172〜をご参照ください。………………………P.176〜をご参照ください。■熱電対の種類温度管理熱電対■概要熱電対は成分の異なった二種の金属を接続し、これに温度差を与えると温度差と一定の関係にある熱起電力(mV)が生じます。従って基準接点(冷接点)を一定に保つことによりこの起電力(mV)から測温接点の温度を知ることができます。N熱電対K熱電対E熱電対J熱電対T熱電対R熱電対白金測温抵抗体 (Pt100)■概要金属の電気抵抗は、一般に温度によって変化します。この性質を利用して温度を測定するものを測温抵抗体といい、中でも白金は他の金属と比較して変化が直線的で、温度係数も大きく、温度測定に適しています。この白金を使用したものが白金測温抵抗体です。温度センサー熱電対白金測温抵抗体112170

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