工業用電気ヒーター総合カタログ vol8
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111温度センサー熱電対白金測温抵抗体■特長・測温抵抗体に比べると安価 ・測定範囲が広く高温域まで測定可能(K熱電対では1000℃程度)・極細保護管の製作が可能・測温抵抗体に比べると精度が劣る・リード線を延長する場合、専用の補償導線が必要 ■特長・熱電対に比べると温度精度がよい・リード線を延長する場合、専用の補償導線が不要・形状が大きく、応答性が遅い・機械的衝撃、振動に弱い・熱電対に比べると高価・最高使用温度は500℃程度と低い■概要熱電対は成分の異なった二種の金属を接続し、これに温度差を与えると温度差と一定の関係にある熱起電力(mV)が生じます。従って基準接点(冷接点)を一定に保つことによりこの起電力(mV)から測温接点の温度を知ることができます。■概要金属の電気抵抗は、一般に温度によって変化します。この性質を利用して温度を測定するものを測温抵抗体といい、中でも白金は他の金属と比較して変化が直線的で、温度係数も大きく、温度測定に適しています。この白金を使用したものが白金測温抵抗体です。在庫品短納期品特注製作品………………………P.172、173をご参照ください。…………………………P.174〜をご参照ください。………………………P.176〜をご参照ください。在庫品短納期品特注製作品………………………P.172、173をご参照ください。…………………………P.174〜をご参照ください。………………………P.176〜をご参照ください。■熱電対の種類精度が良くばらつきや劣化が比較的少なく、耐酸化性、耐薬品性があります。還元性雰囲気や金属蒸気を含む雰囲気には適しません。R熱電対K熱電対の欠点を補う目的で開発された熱電対で、シリコン及びクロームを増加させ、高温での耐酸化性が改善されています。また、ショートレンジ・オーダーリングの影響も減少されています。N熱電対現在最も多く使用されている熱電対で、酸化性または不活性雰囲気に適します。還元性のガスに極めて弱く、中でも硫黄ガスに対しては熱起電力の低下とともに機械的に脆くなり短時間で使用できなくなります。また、水素や炭素雰囲気にも適しません。K熱電対700℃までの酸化性または不活性雰囲気に適していて、熱電対の中では熱起電力が大きいので感度が高いのが特徴です。還元性雰囲気には適しません。E熱電対還元性雰囲気に比較的強く、水素や炭素に対しても安定しています。酸化性雰囲気では+脚の鉄が錆易く適しません。K熱電対に次いで中温用として多く使用されています。J熱電対比較的低温の測定に使用されており、常温付近では熱起電力が安定しています。熱起電力が直線なので精度も良く、弱い酸化性や還元性雰囲気にも適しています。T熱電対熱電対白金測温抵抗体 (Pt100)使用上の注意(共通事項)1.シース型熱電対は、シース外径の5倍以上の半径で曲げてください。 またシース型測温抵抗体の先端部には、抵抗素子が入っていますので先端から100mmは絶対に曲げないでください。 保護管型は、曲げての使用はできません。2.常用限界温度とはシース先端部分測定点に対しての空気中における最高連続使用温度となります。 ご使用にあたっては、スリーブ部分やリード線などのシース以外の部分に対しては耐熱温度が異なりますのでご注意願います。3.固定フランジや固定ねじ付きのセンサーはシース部分と銀ロウ付けにて固定されておりますので銀ロウの耐熱温度であります600℃を超えてのご使用はできません。 また、銀ロウは腐食性ガスに対して大変弱いのでご注意願います。www.yagami-inc.co.jp配管・タンク用ヒーター容器用ヒーター金属加熱用ヒーター液体加熱用ヒーター気体加熱用ヒーター関連材料温度制御機器温度センサー断熱材技術資料171171温度管理総合カタログ Vol.8

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