工業用電気ヒーター総合カタログ vol8
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28金属シース型ヒーター施工要領■金属シース型ヒーター施工要領7.金属シース型ヒーターは、硬くて曲げにくいので、絶対にペンチなどの  金属の工具を使って曲げないで下さい。  できるだけ手で曲げるか、親指の腹を当てて曲げるなどして下さい。  (但し最小曲げ半径が決まっていますので仕様をご確認下さい。)  どうしても曲げにくい時は、傷の付きにくい木材や柔らかい物で養生し  て曲げて下さい。  またジョイント部の両端(※20㎜)は曲げないで下さい。  ジョイント部根元(A部)に曲げ応力が掛からないよう注意して下さい。  (但し、YTM型はリード側がシリコンガラスリードの為、除きます。)梱包を解いてケーブルの表面上に傷等ないか確認して下さい。1.ご使用まで保管される場合は、雨などの水がかかる場所、湿気の多い所での保管はお止め下さい。2.電気的知識を有する方が施工管理及び作業指示を行なって下さい。3.使用電圧がケーブルのプレート仕様と合致しているか確認して下さい。4.事前にトレース面に液漏れがないかチェックし、汚れ、異物の除去、清掃を行なって下さい。5.ヒーター付近で溶接作業を行う場合は、溶接のアーク、スパッターなどが当たらないよう注意して下さい。6.温度調節器、温度検出器、ジャンクションボックス、マウンティング等の位置を決め、取り付けます。入力用リード部は  固くて曲げにくいので、ヒーターを損傷しないようにジャンクションボックスにつないでジョイント部を固定して下さい。※20mmA部A部ジョイント部※20mm10.ヒーター部を金属固定バンドでとめる場合は、バンドの締めつけねじを電動工具で締めるのはお止め下さい。  締めつけすぎると断線の原因になります。これは、熱膨張により金属シースが伸縮する為です。  但し、ジョイント部は動かないようにしっかりと固定して下さい。 ※図1参照■注意・電源の入力用リードとヒーターのジョイント部は、ヒーター発熱部の最高使用温度より低い為、配管に固定する場合は、配管の最高温度にご注意下さい。 (YTM型のジョイント部の最高使用温度は、120℃以下ですので、配管温度も120℃以下でご使用下さい。但し、図2のようなジョイント部の取り出し方であれば使用温度を高くすることが出来ます。詳細については、お問い合わせ下さい。)M6ナット亀座金φ30×1.2tヒーター鉄板部スタットボルトM6×30ヒーター8.ヒーターを固定する場合は、被加熱物に密着するようにして下さい。その際プラスチックか木製ハンマーで軽く叩いて下さい。  但し、シースの径が変形しないよう注意して下さい。  (金属ハンマーは絶対に使わないで下さい。)9.ヒーターを配管に固定する場合は、針金や金属固定バンド等で締め付けて下さい。  その他、タンクや平らな面に取り付ける場合は、下記のようなスタットボルトに丸座金で止める方法もあります。金属固定バンドヒーター部は手締めで軽く締める程度ヒーター(発熱部)ジョイント部入力用リードジョイント部根元に力が掛からないよう注意金属固定バンドジョイント部は動かないようにしっかりと固定する。図1取付参考図KMCN・KMV・KMIN・YMI・YTM型 共通www.yagami-inc.co.jp配管・タンク用ヒーター容器用ヒーター金属加熱用ヒーター液体加熱用ヒーター気体加熱用ヒーター関連材料温度制御機器温度センサー断熱材技術資料4545KMV・KMIN・YMI・YTM型 共通総合カタログ Vol.8

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