工業用電気ヒーター総合カタログ vol8
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29金属シース型ヒーター施工要領12.熱伝導の効率を上げ、ヒーターの過昇温をおさえる為、伝熱セメントを塗布することをお勧めします(P.146 伝熱セメント参照)。13.昇温後に再度巻き直しを行なう事はお止め下さい、断線の原因となります。14.ヒーター電源口テールリードは温度調節器の端子台やジャンクションボックス等のボックス内で確実に結線して下さい。  この温度調節器やジャンクションボックス等の設置場所については、周囲温度が40℃以上にならない場所や直射日光が当たらない場  所、腐食性ガスのない場所に設置ください(電源リードが熱劣化や腐食によって断線の原因となります)。15.ヒーターと温度調節器(温度制御盤)、センサーを接続し終了後再度、結線状態をチェックして下さい。16.ヒーター回路に独自の漏電遮断器を設置して下さい。17.接続、設置の終了を全て確認後通電前に、絶縁抵抗及びヒーターの抵抗値に問題ない事を確認してください。●電源の接続は下図を参照して下さい。18.ヒーターは、温度調節器の併用無しでは使用しないで下さい。  適切な温度制御で、発熱部やジョイント部が最高使用温度を超えないようにして下さい。19.温度調節器、温度検出器を併用し、必ず温度制御を行って下さい。  又、温度検出器(温度センサー)はしっかりと取り付けて下さい。  温度検出器が正確な温度を検出しないと、ヒーターのオーバーヒートの原因となります。11.ヒーターを保温材から取り出す場合は、発熱部を保温材の中に通さないで下さい。  必ず配管の最高使用温度とジョイント部及び入力用リードの最高使用温度を確認の上、入力用リード部(非発熱部)を保温材の中に  通して下さい。その他、図2のようにサポート金具を使用し入力用リードを取り出す方法もあります。  (但し、ヒーター発熱部の立ち上げ部分が保温材に挟まれないよう伝熱セメントを塗布するか、保温材をくり抜いて下さい。  熱がこもり各部位の最高使用温度を超えないよう十分ご検討下さい。)※1YMIの場合、温度調節器TSWに接続する際はPF3/4をM20に変換する必要があります。YTMの場合、グランドがついていないため、接続先に合わせて別途アダプターをご用意下さい。※2温度調節器やジャンクションボックス等の設置場所が高温にさらされる場合は、予備リードを長くし、低温の場所へ移して下さい。予備リードは長くできますのでお問い合わせ下さい。ヒーター発熱部ジョイント部入力用リードサポート金具金属固定バンド図2くり抜きヒーターM20M20そのまま接続グランドアダプターYGA挿入(別売)(M20→PF3/4)ヒーター発熱部予備用リード※2(500mm)テールリード(150mm)温度調節器TSWジャンクションボックスSTH接続例KMV/KMINの接続の場合※1配管・タンク用ヒーター容器用ヒーター金属加熱用ヒーター液体加熱用ヒーター気体加熱用ヒーター関連材料温度制御機器温度センサー断熱材技術資料4646KMV・KMIN・YMI・YTM型 共通総合カタログ Vol.8

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